Watershed Medicine
流域医療
治るとは、流れること。
流域とは、めぐりそのもの。
流域医療とは、人体の循環系と地球の水系がフラクタル的に相似していることに基づく、 統合的な医療・環境再生フレームワークである。
医師の仕事は、身体という流域を流すこと。 病気の本質は「詰まり」「めぐり不全」「炎症」の三要素に集約され、 壊れ方にはグラデーションがある ── 澱む → 詰まる → 涸れる。
涸れるとは、水がなくなること。固くなること。しなやかさを失うこと。 レジリエンスとは、しなやか力のことである。
フラクタル的等価
冠動脈 ≒ 河川
粘膜 ≒ 落葉層
細胞 ≒ 団粒層
血管 ≒ 浸透層
肝臓の細胞構造 ≒ 伝統的な石積み
水脈=道(ミクロの循環)、流域=しくみ(マクロの循環)
Organic Surgery vs Plastic Surgery
Organic Surgery
自然のフラクタル構造を再建する。循環を回復させる。 流域を治す=自分を治すこと。
→ フラクタル再建
→ 循環回復
→ しなやかさの再生
Plastic Surgery
人工的に直線化・平坦化・固定化する。 壊れない街を目指した結果、戻れない街になった。
→ 直線化・平坦化
→ 固定・コンクリート化
→ レジリエンス喪失
古代医学との接続
アーユルヴェーダ
スロータス=水脈、アーマ=泥の滞留、ドーシャ=めぐりのバランス
ヒポクラテス
フモール(四体液説)=めぐりの医学
岡崎文吉(明治)
「自然を模範とせよ」「川を固くするな」
古代から現代まで結論は同じ ── 「流せ」。現代医学だけが自然から離れた。
Culture = 耕す = 文化の語源
生態系がなければ耕せない。
耕せなければ文化は生まれない。
流域を治すとは、平和の土台を作ること。